
お悩み相談事例 夫の知らない浮気を許した妻の正体
夫婦カウンセラーとして、浮気問題の相談を数多く受けてきましたが、男性が一番勘違いしていることがあります。
それは、
「妻が何も言わない=許した」ではない
ということです。
むしろ、何も言わなくなった妻ほど、深く傷つき、静かに心が離れていることも少なくありません。
今回は、多くの夫が知らない
「浮気を見て見ぬふりをする妻の本音」についてお話しします。
「許した妻」ではなく、「諦めた妻」だった
以前、夫婦カウンセリングに来られたBさんご夫婦のお話です。
結婚15年目。
ご主人の浮気が発覚しました。
最初は泣きながら問い詰めていた奥様でしたが、数か月後には何も言わなくなりました。
ご主人はこう話しました。
「時間が解決してくれたんだと思います。」
ところが個別面談で奥様が口にした言葉は、まったく違いました。
「許せるわけないじゃないですか。ただ期待することをやめただけです。」
この一言が、とても印象に残っています。
怒りは時間とともに静かになります。
しかし決して、傷が癒えたわけではありません。
浮気を本当に許せる妻などいない
「一度くらいの浮気だから。」
「男だから仕方ない。」
そんな言葉を耳にすることがあります。
しかし実際には、多くの妻が感じているのは、
「裏切られた」という深い喪失感です。
浮気は、恋愛感情だけの問題ではありません。
「家族を裏切った。」
「信頼を壊された。」
「これまでの結婚生活は何だったのだろう。」
そうした思いが積み重なります。
もちろん時間をかけて関係を修復できる夫婦もいます。
しかし、「忘れる」ことと「許す」ことは別の話です。
妻が浮気を見て見ぬふりをする理由
では、なぜ何も言わなくなるのでしょうか。
理由は一つではありません。
子どものため
一番多い理由です。
子どもに家庭を壊したくない。
その思いから離婚を踏みとどまる妻は少なくありません。
経済的な事情
住宅ローンや教育費、生活費。
現実的な問題から今すぐ離婚できないケースもあります。
感情が追いつかない
あまりにもショックが大きいと、人は怒ることさえできなくなります。
何も感じないのではなく、心が防御反応を起こしている状態です。
これ以上、傷を深くしたくないのです。
証拠を集めている
実は、これは意外と多いケースです。
「あれ、許してくれたってことかな」
と胸をなでおろす夫でしたが、
静かになった妻が、水面下では浮気の証拠を集め、弁護士への相談や離婚の準備を進めていたということもあります。
ある妻は不倫していた夫の前で普通に接していましたが
本音は違いました。
「裏切り行為がまかり通る道理などありません。
必ず代償は支払わせます。」
と肩を震わせながら話してくれました。
静かな妻ほど、実は冷静に動いていることがあるのです。
妻の報復はすでにすでに始まっているかも
報復というとドラマのような復讐を想像する方もいるかもしれません。
しかし現実はもっと静かです。
例えば、
- 夫への関心がなくなる
- 会話が最低限になる
- 愛情表現が消える
- 家庭内別居のような状態になる
- 老後を一緒に過ごす気持ちがなくなる
さらに、
慰謝料請求や離婚請求という法的手段を選ぶ方もいます。
また、夫の浮気相手に慰謝料を請求し、同時に離婚の準備を進めていたケースもありました。
浮気をしてしまった夫が取るべき行動
もし夫婦関係を続けたいのであれば、まず必要なのは、
「もう終わった」と決めつけないこと。
そして、
・言い訳をしない
・心から謝罪する
・行動で信頼を積み重ねる
・妻の不安に向き合う
・時間がかかることを理解する
この積み重ねしかありません。
「いつまでその話をするの?」
ではなく、
「まだ傷ついているんだね。」
と言える夫婦ほど、修復できる可能性は高くなります。
「バレなければいい」は一番危険な考え方」
「バレなければ傷つけない」
そんなふうに考えている夫もいます。
でも妻は違います。
夫の考えている以上に些細な違和感に敏感です。
そして、裏切りを知ったとき絶望するのです。
信頼はガラスと同じです。
一度割れると、元通りには戻りません。
修復はできます。
でも、何もしなければヒビは残ったままです。
そしてそのヒビは、何年後かに大きく割れることがあります。
まさに「因果応報」です。
夫婦カウンセラーとして感じること
夫婦関係は、不思議なものです。
浮気をきっかけに離婚する夫婦もいれば、
逆に本音で向き合うようになり、以前より良い関係を築く夫婦もいます。
その違いは、
問題が起きたことではなく、問題にどう向き合ったか。
ここにあります。
夫婦だけで話し合おうとしても、
感情的になったり、
責め合ったり、
話が平行線になったりすることは珍しくありません。
だからこそ第三者が間に入ることで、お互いの本音が初めて見えてくることが
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