夫以外の男性を好きになった

お悩み相談事例 夫以外の人を本気で好きになった…既婚女性が後悔する前に考えてほしいこと

「夫以外の人を、本気で好きになってしまいました」

こう打ち明ける女性は、決して珍しくありません。

そして、多くの方がそのあとにこう続けます。

「母親なのに、こんな気持ちを持っていいのでしょうか」

私はまず、好きになった気持ちだけで自分を責めなくてもいい、とお伝えしています。

母親であっても、感情を持つ一人の人間です。

人に魅了されたり心惹かれることは本能です。

ただし、気持ちと行動は別です。

一線を越える前だからこそ、立ち止まって考えられることがあります。

なぜ別の男性に心が動いたのか。

今の結婚生活で、何が満たされていないのか。

そこから一緒に整理してみましょう。

夫以外の人を好きになってしまい毎日が苦しい

先日ご相談に来られたのは、結婚5年目でお子さんが一人いる女性でした。

夫は仕事熱心で収入も安定しています。娘さんにとっても優しいお父さんです。

大きな喧嘩もなく、「離婚するほどの理由はない」と話します。

夫婦はセックスレス。

妻としては、自分たち夫婦にとってセックスは、それほど必要のない行為だと思っていたそうです。

しかし、本音としては、結婚後、夫が見た目にも無頓着になり、男性として惹かれなくなってしまったことが原因でした。

さらに仕事が忙しく、話を聞いてもらう時間もありません。

「夫婦というより、子どもの父親と母親なんです」

そんなとき、職場の独身男性に悩みを話すようになりました。

親身になって話を聞いてくれる彼に、徐々に惹かれていき————。

相手の男性が体の関係を求めてきたこともありましたが、まだギリギリのところで不貞関係には至っていないそうです。

「このままだと一線を越えてしまいそうで怖いんです」

私はこの時点で相談に来てくださったことには、大きな意味があると思いました。

まだ「自分はどうしたいのか」を考える時間が残されているからです。

なぜ夫以外の男性を好きになる?心が動いた理由を考える

夫以外の人を好きになる心理

夫以外の男性に惹かれたとき、相手の魅力だけに目が行きがちですが、むしろ一度落ち着いて夫婦関係に目を向けてみてください。

今回の女性が求めていたのは、単純な恋愛の刺激だけではありませんでした。

妻としての寂しさを抱えていました。

「私の話を聞いてほしい」

「大切にされていると感じたい」

そんな気持ちが、長い間置き去りになっていたのです。

この事例のように、夫に大きな問題がなくても、寂しさや虚しさが埋まらな時があります。

「良い父親だから、妻としても幸せなはず」

そう簡単には割り切れないのが夫婦です。

相手の存在を否定する必要はありません

私はカウンセリングで「彼と会うのはやめましょう」といきなり結論づけることはしません。

反対に「好きなら離婚しましょう」とも言いません。

まず目を向けるべきは、彼が現れる前の夫婦関係です。

夫への愛情は本当になくなったのでしょうか。

それとも、夫から愛されている実感を失ったのでしょうか。

ここを整理しないまま相手を選んでも、後から迷いが生まれることがあります。

子どもがいるなら「好き」だけでは決められないこともある

子どもがいる場合といない場合では、選択による影響の範囲が変わります。

私は、母親だから女性としての幸せを諦めるべきだとは考えていません。

ただ、子どもがいるなら、自分と相手だけの問題として決めることは難しくなります。

離婚を選んだ場合、住まいや生活費、仕事、子育てはどうなるでしょうか。

あなたの気持ち次第で、父と子を引き裂いてしまう可能性もあるのです。

また、夫以外の男性を好きになった事実を知ったとき子どもは、どんな気持ちになるでしょう。

少なくとも大きなショックを受け、それが原因で離婚となれば、あなたを恨むかもしれません。

一方、子どもがいない夫婦なら、主に今後の自分と夫、そして相手の男性についての関係をよく考えるべきでしょう。

 

大切なのは、感情に任せて勢いで結論を出さないこと

特に「彼と一緒になりたいから離婚する」という考えには注意が必要です。

それは場合によっては思慮の浅い選択になり得ます。

「離婚」と「相手の男性」

私は、この二つをいったん分けて考えることをおすすめしています。

「彼がいなくても、この結婚生活を終えたいですか?」

この問いにすぐ答えられないなら、まだ整理すべき気持ちが残っている可能性が高いです。

好きな男性は本気?一線を越える前に考えてほしいこと

考え込む女性

相手の男性との将来を考えるなら、「好きと言ってくれた」という言葉だけで判断しないことも大切です。

少し厳しい話になりますが、ここはカウンセリングでも丁寧に確認します。

彼は、あなたが既婚者だと知っています。

それでも好意を伝えているなら、その言葉の先に何を考えているのでしょう。

 

あなたの家庭環境まで受け止める覚悟があるのか。

それとも、今の恋愛感情を楽しんでいるだけなのか。

性的な関係を求めている可能性はないのか。

 

一線を越えてからでは遅いことが沢山ある

もちろん、本気で将来を考えている男性もいるでしょう。

しかし、一線を越えたあとも同じ関係が続くとは限りません。

後から軽率だったと後悔しても遅いことがあります。

不貞関係になれば、夫婦関係だけでなく、慰謝料などの問題につながる場合もあります。

何より気になるのは、あなた一人だけが苦しんでいないかということです。

あなたは純粋に彼を好きで大切に考えている。

夫に今まで通りに接することができない

あなたは眠れないほど悩んでいる。

それに対して、彼はあなたとのひと時を楽しんでいる。

彼は、あなたがいなくても、さほど困らない

なのにあなたは、何をしていても罪悪感に苛まれる

もしそうなら、その関係が本当にあなたを幸せにしているのか、一度立ち止まって考えてみてほしいのです。

後悔しないために夫婦カウンセリングで本音を整理しませんか

夫以外の人を好きになったとき、私は「正しい答え」を押しつけることはしません。

カウンセリングで一緒に探したいのは、相談者ご自身が納得できる選択です。

今回のケースなら、

「なぜ夫に男性としての魅力を感じなくなったのか」

「本当はどんな夫婦関係になりたいのか」

「夫に求めていることは何なのか?」

「彼に求めているものは何なのか」

「彼は夫に代わってあなたを満たしてくれる人なのか?」

さまざまな角度から、一つずつ整理します。

あなたの中で、「真に枯渇しているもの」の正体を知ることで、あなたの向かうべき方向がわかります。

夫婦間の問題であれば、ご要望に応じてに応じて、ご主人のお話も伺うこともできます。

妻は「私に関心がない」と思っていても、夫には違う認識があるかもしれません。

夫婦二人だけで話すと、どうしても「あなたが悪い」「いや、そっちこそ」となりやすいものです。

第三者であるカウンセラーが間に入ることで、責め合いではなく、それぞれの本音を整理しやすくなります。

その結果が夫婦関係の修復になることもあれば、別々の人生を考えることもあります。

あなたの気持ちを大切にして最善の道を選ぶこと

大切なのは、後から「もっと考えておけばよかった」と後悔しないことです。

夫以外の男性への気持ちを、無理に押し殺す必要はありません。

先述した通り、誰にでも起こりうる感情です。

でも、その気持ちだけで先走って行動しないことが大切です。

「誰にも話せない、今後どうすればいいのかわからない」

「不倫してしまう前に気持ちを整理したい」

そんな段階でこそ、夫婦カウンセリングを利用していただきたいと思っています。

結論を急がず、今の寂しさ、夫への気持ち、彼への気持ちを一緒に整理しましょう。

あなた自身が納得できる道を見つけることが、カウンセリングの目的です。

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